いつか、聴いた歌。いつか、胸ふるわせた歌。いまの僕へと、導いた歌。 ・・・そんなエピソードの数々


by logos7777
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ:アイドル/タレント( 15 )

愛に帰りたい

♪BGM≪『愛情物語』原田知世

生まれてくる、ずっとずっと前から、
人と人は、縁で結ばれている──

今、僕が僕として生まれてくる前には、
僕は、どんな時代に、どんな国で、どんな立場で、
君と、その時間を共にしていたのだろう?

そして、その前には、
どんな時代に、どんな国で、どんな立場で・・・?

いずれにしても、僕が生まれてくる時には、
いつも、君が一緒にいた。

ある時は、恋人として。ある時は、伴侶として。
ある時は、親として。ある時は、子供として。
ある時は、兄弟として。ある時は、友達として。

  スクリーンで演じる彼女は、
  さまざまな姿で、時をかけた。
  僕は、そんなに深く観ていなかったけれど、
  その純粋で、あどけない姿に、
  魅力を感じていた。

♪はじめて会うのに 想い出のような人
 夕暮れの街で すれちがう物語・・・♪


僕が、僕として生まれてきてから、今日まで、
さまざまな人との出逢いがあった。
血縁という、深いつながりはもちろんのこと、
一瞬の会話を交わしただけの人にさえも、
その“縁”すべてを、ありがたいことだと思う。

仲のいい人に対しては、
遠い昔にも、仲がよかったのだと感じる。
考えが食いちがう人に対しては、
遠い昔にも、何かの論戦をしていたのだと感じる。

いずれにしても、
良い縁は、ますます良くするために、
悪い縁は、良い縁へと塗り替えるために、
かつて、どこかで、約束してきたに違いない。

そして、この時代にも、
“再会”できたことを感謝したい。

♪あなたですか 出会う前から
 ずっと 胸の中で わたしを呼んでた・・・♪


僕は、鈍感だし、そんなに積極的ではないから、
きっと、君のほうが先に気づいて、
僕のことを探していてくれたのだろう。

せっかく再会したのに、
それでも気づくのが遅すぎて、ごめん!

♪お守りのように 大切にしていたの
 かならず迎えに来てくれる 信じてた・・・♪


昔も、おんなじように、鈍感な僕だったのかな?
でも、心の奥では、いつも探しつづけていた。
想い出は、すばらしい宝物として、
今も、胸にあたためている。
そして、今回は、
もっとすばらしい想い出を作りたい。

♪愛に帰りたい とても 心ぼそかった
 姿みえない やさしさ 信じているのは・・・♪


だんだん、思い出してきた。
そして、ずっと頭を抱えながら、
やりきれないと感じていた想いが、
だんだん、すっきりとしてきた。

♪愛に帰りたい あなた 涙をあずけて
 愛に帰りたい そっと 陽だまりの胸に・・・♪


  今、僕の“ことば”にふれてくれる「あなた」。
  こうして、“ことば”を通して、ふれあえるのは、
  決して偶然じゃないと思う。

  そんな「あなた」が、
  いま、僕の目の前にいてくれることに、
  ありがとう!

☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-06-12 17:46 | アイドル/タレント

蒼い傷が生きた証し

♪BGM≪『夢絆(きずな)』近藤真彦

未成年の頃は、大人になることに憧れる。

やんちゃ少年も。おてんば少女も。
気弱少年も。内気少女も。
マジメ少年も。おしとやか少女も。
お坊ちゃんも。お嬢さんも。
都会の子も。地方の子も。

僕もまた、僕なりに憧れていた。
“解禁”になるものを眺めては、
フライングしたり、出遅れたりした。

今となっては、そういう憧れも、
“子供じみた”懐かしい想い出に過ぎないけれど。

  彼は、いかにも、“やんちゃ”なイメージがあった。
  年代が近かったので、クラスメイトを見るような目で
  その動きを見ていた。
  もっとも、自分の関心領域から外れていたけれど、
  20歳になる頃に、一つの転換点を見せた。
  そして僕も、そこに目を向けた。
  僕の「大人になることの憧れ」を促した。

♪コンクリートの港にひとり 涙で割ったバーボン 苦いね
 酔っちまうには お前と暮らした歳月重すぎる
 寒い夏だね・・・♪


はじめて、彼に“かっこよさ”を見つけた。
それは、それまで見せていた
主に、女性ウケするものとは違って、
同性からしても、“かっこいい”ものに思えた。

♪Baby 青春ってやつは 蒼い傷が生きた証しなのか
 愛の破片 心に痛いよ・・・♪


当時からすれば、学生では経験できないような
苦い恋のように思えた。
それだけに、出逢いだけでなく、こういう別れもまた、
憧れのひとつだったかもしれない。
(残念ながら、出逢いにも到らなかったけれど)

♪嘲笑いなよ 俺…愛した女に 何もしてあげられぬ男さ
 空のポケット 夢しかないから 涙でこさえたダイヤモンド
 せめてもの はなむけさ・・・♪


その後、いわゆる“大人”と呼ばれるようになってから、
いくつかの恋をしたけれど、
たいして幸せにしてあげられることもなく、
悲しませて、背中を見送ることばかりだった。

♪Baby 男と女の絆 ガラスの糸だね 脆くて
 壊れた時 刺にも変わるよ
 Baby 背を向けたお前 俺のまぶしい青春だったよ
 幸せにはぐれたら 帰りなよ この胸
 切ないぜ 切ないぜ・・・♪


  アイドルとして脚光を浴びる世界とは別のところで、
  長いサーキットを走り続ける生き方。

“青春”の果てには、自分らしい生き方、
魂からうずく生き方がある。
僕の魂もまた、見えないサーキットを、
全速で走り続けている。
想い出は、休息の中で記憶をかすめるだけ。
まだまだ、ゴールまでは長い。

今日も、明日も、走り続けよう。

☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-06-10 23:35 | アイドル/タレント

僕と愛車の日々

♪BGM≪『マイアミ午前5時』松田聖子

都会に住んでいた頃、
自動車を持つということは、
「趣味」か「おしゃれ」のように思っていた。

自転車があれば、数分で駅にたどり着くような街。
鉄道が通っているというだけで、生活に困らなかった。

  受験と言う名目で“軽い自粛”をしていた僕は、
  合格発表でバンザイをして、禁を解いた。
  新しいキャンパスで、自分の受験番号を確認した帰り道、
  この曲が入っているアルバムを手に入れた。

イントロのベースのリズムが、とても心地よい。
この曲を聴いていると、車を運転したい衝動に駆られた。

だけど、運転免許がなくても、支障のない生活だった。
入学式を済ませ、みんなが、教習所に通い始めた頃に、
とりあえず、原付免許だけを取得するだけで充分だった。

結局、キャンパスライフは、
自転車と鉄道が、僕の“足”だった。
車の免許は、卒業間際に取得した。

その後、友達が車をくれて、
カーステでこの曲を流したときには、
気分も最高潮になったように記憶している。

♪マイアミの午前5時 ブルー・グレイの海の
 煙るような夜明けを あなたも忘れないで
 水色の午前5時 車の来ない道の白いセンター・ライン
 駆けよってサヨナラと キスしてね・・・♪


夜明けの景色が好きだった。
海を観に行ったことはなかったけれど、
深夜に家を出て、よく、六甲山までドライブしていた。
“若葉マーク”には、ちょっとハードなコースだったけれど、
ハンドルを握っている自分は、満足の極致だった。

♪靴の底には砂がつまって 痛いから
 逆さに振れば二人だけの夏が こぼれるわ・・・♪


古い車だったけれど、月並みに車内を飾ってみたり、
南港の、車通りの少ない道を走り回ったりした。

やがて、短い期間の想い出は、砂のようにこぼれ落ちた。

♪はじめて出逢った瞬間に 傷つく日を予感した・・・♪

“その人”との縁は、まさしく、
最初から、打ち消しがたい“予感”を僕に与えていた。

その人との縁がきっかけとなって、
僕はまた、中古の軽自動車を持つことになってしまった。
その車に慣れた頃に、中古のセダン車へ。
セダン車は、いつしか、新車に替わった。

やがて、その人は、僕との日々のなかで運転免許を取得し、
自分専用の車を手に入れ、自由へとアクセルを踏んだ。

そして僕は、自転車へと戻った。

♪マイアミの午前5時 街に帰る私を
 やさしく引き止めたら 鞄を投げ出すのに・・・♪


その後、ふとしたことがきっかけで、
僕は、自分の車を手に入れることになった。
自転車と鉄道に恵まれている生活だったのに、
胸の奥に、新しい“予感”が生まれてきた。

その半年後、僕は、その車に、
自分が大事にしているものを積み込んで、
アクセルを踏んだ。

深夜の大阪の街並は、パノラマのような風景だった。
まるで、終章のように、しみじみと味わった。
新御堂筋を通り、高速道路に入った。
名神道~東名道~首都高速~東北道・・・。
14時間後に、出口を通り過ぎた。
そこは、栃木だった。

♪水色の午前5時 生きる世界が違う
 そう短くつぶやく 横顔の冷たさが憎らしい・・・♪


地方に住んでいると、
自動車を持つということは、「必然」のようなものだ。

自転車で数十分かけてたどり着くJRの駅は、
2~3両の車輌が、一日に数回往復するだけ。

それでも、この生活を幸せに思う。
飾りだけの縁には、他人顔でいられるし、
同じ空気を吸っているということで、
すれ違う人と、気軽にあいさつすることもできる。

今では、あの頃のような気持ちで、
この曲に響くことはないけれど、
いつまでも、この曲を愛している。

☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-06-06 22:22 | アイドル/タレント

白雪姫はいつまでも

♪BGM≪『虹をわたって』天地真理

子供の頃は、いろいろな童話を読んで、
夢をふくらませる。

強い人にもなれる。
優しい人にもなれる。
白馬の王子様の話を読んで、
そこに、未来の自分を重ねてみる。
美しいお姫様の話を読んで、
そこに、幼いときめきを描いてみる。

子供の頃は、夢がいっぱいあふれている。

  「白雪姫」と呼ばれていた彼女。
  テレビから投げかけられる微笑は、
  僕だけの童話を綴らせてくれた。

♪虹の向こうは 晴れなのかしら
 あなたの町の あのあたり・・・♪


いつだって、現実というものは、
押し寄せる波のように、夢を呑み込む。
それは、子供の頃だけではない。
大人になっても、変わらない。

ただ、子供のほうが、純粋だから、
夢にとどまっていることができる。

時々は、そんな頃の気持ちに戻ってみたい。
虹の向こうの晴れ間を信じて。

♪小さな傘が 羽根になるなら
 今すぐとんでゆきたい 私・・・♪


瞳をとじてみれば、
子供の頃の自分が、手招いている。
その自分を、ぎゅっと抱きしめたら、
夢の世界へ、とんでいける。

♪虹を ララララ わたり
 愛を胸に あなたのもとへ・・・♪


空から眺める、現実の自分の姿。
なんて、浮かない顔してるのだろう?
なんて、体をこわばらせているのだろう?
ちっぽけなことを、大きなことのように思いこんで、
ウンウンうなってる。

空を見上げてみればいいのに。
悩みの雨は、すっかり止んでいるのに。

♪とてもきれいな 雨あがり
 あなたを想って 歩くのよ・・・♪


ほら、白雪姫が微笑んでいる。
ぼくの夢が、大きくなっていく。
心のなかも、晴れ渡ってくる。

♪並木の電話 かけようかしら
 話すことなど ないけれど
 きれいな虹のことだけ言えば
 私の想い つたわるかしら・・・♪


誰だって、虹をわたってゆける。
そして、虹をわたるよろこびは尽きない。
こんな気持ち、ひとり占めしておくのはもったいない。
落ち込んでいる君にも、教えてあげよう。

夢をふくらませば、乗り越えられないものは何もない!

♪虹を ララララ わたり
 愛を胸に とんでゆきたい・・・♪


たしかに、時間は流れていく。
子供は、大人になっていく。
どんどん、歳をとっていく。
今、どこを探しても、
あの頃と同じ姿の白雪姫は、見あたらない。

だけど、夢の世界にいけば、
白雪姫は、変わらない微笑を向けてくれる。

♪とてもきれいな 雨あがり
 あなたを想って 歩くのよ・・・♪


もう一度、自分だけの童話を綴ってみよう。

☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-05-31 21:45 | アイドル/タレント

理想の女性

♪BGM≪『冬の色』山口百恵

人は、どのようにして、人を知るのだろうか?

  人とふれ合って、人を知る。
  書とふれ合って、人を知る。
  画とふれ合って、人を知る。
  劇とふれ合って、人を知る。
  歌とふれ合って、人を知る。

比較的早い時期から、歌謡曲を聴いていた僕は、
いくつもの歌とふれ合って、人を知った。

  歌とふれ合って、素顔の女性を知った。
  歌とふれ合って、理想の女性を知った。

「山口百恵」というアーティストは、
わずか7年の時間の中で、
さまざまな女性を演じた。
子供だった僕は、子供の感性で、
“女性”というものを知った。

彼女が演じた女性たちの中で、
僕にとって、一番しっくりきた女性は、ここにいた。

♪あなたから許された 口紅の色は
 からたちの花よりも 薄い匂いです・・・♪


早熟な女性、激しい女性、翳りのある女性・・・
それよりも、清楚な女性に心を合わせた。
そこに、ある意味での“天使”を感じていたのだ。

♪いつでも あなたが悲しい時は
 私も どこかで泣いてます
 恋する気持ちに 疑いなんて
 はいれる隙間は ありません・・・♪


“天使”、さらには“女神”にも通じる姿だと思う。

♪あなたなら 仲のいい友達にさえも
 微笑んで紹介が出来る 私です・・・♪


神々しくもあり、透明でもあり、
それであって、一人の身近な存在。

♪あなたからいただいた お手紙の中に
 さりげない愛情が 感じられました・・・♪


相手に尽くすことができて、多くを求めることなく、
小さなことにも心を響かせ、感謝が出来る存在。

♪恋する気持ちに ためらいなんて
 感じる時間は ありません・・・♪


恋は、心を燃え立たせる。
だけど、激しく燃えて、すぐに燃え尽きる炎よりも、
静かに燃えて、燃え続ける炎の方がいい。

♪あなたなら 他の子と遊んでるとこを
 見つけても 待つことが出来る 私です♪


多くの人が、“嫉妬”というものを持ちやすい。
彼女の演じた世界の中には、
“嫉妬”を題材にしたものもあったけれど、
この曲に描かれている女性は、“嫉妬”をしない。

それは、この女性が、素直に愛されているからだろう。
そして、その愛を、尊く感じているからだろう。

人は、どうして嫉妬するのだろう?
それは、充分に愛されているのに、
愛されていることに鈍感になってしまうからだろう。
あるいは、その愛に飽き足りなくて、
もっと多くを求めるからだろう。

「一緒にいれば安心する」
これは、普通のことだろう。
「一緒にいなくても安心できる」
ここにきて、ようやく前進が出来るのだろう。

「一緒にいないと安心できない」
こんなときは、相手に求めるよりも、
自分の内を固めることが大事だと思う。

不安は、他人の存在で消されることはない。
自分の内に、揺るがない安定した心があれば、
一緒にいても、一緒にいなくても、
変わることなく、微笑んでいられる。

こうして、少年だった僕は、
この曲の女性の中に、“理想”を描いていた。

年を重ねるうちに、さまざまな人を知り、
このような女性は「理想」に過ぎず、
実際はもっとシビアなものであるとも悟った。

だけど、それらしき女性には、たびたび出逢ってきた。

では、どうして、“それらしき”状態で終わったのだろうか?

「現実」を「現実」とみなした時、
相手は、「現実」から抜け出すことが難しい。
なぜなら、「現実」という、僕が貼るレッテルが、
相手を縛ってしまうから。

人を知ることは、難しいことだ。
最初から、「現実」を学び続けると、
なかなか進歩するのが難しい。

僕のように、「理想」を通して人を知るという方法が、
果たして、いいことなのかどうかはわからないけれど、
「理想」を描くことによって、
相手に「理想」というレッテルを貼ったならば、
「現実」をも変えてしまう可能性があると信じる。
(ま、時と場合によるけれど・・・)

芸能の世界から身を引いた彼女については、
今もなお、さまざまなメディアが伝えている。
現実は、誰も伝えることができないけれど、
ある意味では、その幻想的領域に生きている彼女は、
この曲の女性のような姿でもあるのかもしれない。

☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-05-22 18:49 | アイドル/タレント

チャンスの雲

♪BGM≪『白い雲のように』猿岩石

雲は、つかもうとしても、つかめない。

つかんだ瞬間に、雲は雲でなくなり、
心に描く夢の行方を、たどれなくなるからだ。

だけど、
雲は、乗ろうとすれば、乗ることができる。

乗ることによって、雲がチャンスを導き、
心に描く夢を、かたちにしてくれるのだ。

  彼らは、雲をつかむことを求めていたけれど、
  ある時、目の前の雲に足をかけることによって、
  雲に乗ることができた。

  東京を発ち、香港からイギリスへ。
  そして、東京に戻った瞬間、
  ひとときの夢を、かたちにした。

その、“夢のかたち”の一つ・・・

♪遠ざかる雲を見つめて
 まるで 僕たちのようだねと 君がつぶやく
 見えない未来を 夢みて・・・♪


彼らが、雲に乗っている姿を眺めながら、
僕は、その時期を過ごした。

1997年──。
終わりでもあり、始まりでもあった年。
失望でもあり、希望でもあった年。

それは、一生に一度あるかないかのチャンスだった。
いや、何度生まれ変わっても、得られるかどうか・・・
それほどまでに稀なチャンスだった。

そのチャンスを、僕は逃してしまった。

つまらない理由といえば、それまでである。
足かせがあったからだといえば、それまでである。
だけど、本当の理由は、
僕が、僕としてあることができず、
暗闇の中で、雲をつかむことに必死だったからだ。

稀なチャンスではあったけれど、
「また、いつか・・・」という望みを託した。

♪ポケットのコインを集めて
 行けるところまで行こうかと 君がつぶやく
 見えない地図を 広げて・・・♪


この年の秋。
僕は、自分の夢を大きく掲げ、
かなえてみせようと決意した。

僕にできることなど、知れていた。
だけど、それを“最後のチャンス”だと自分に言い聞かせ、
弱気な思いを奮起させた。

プロセスとして、糧になりそうなことには、足をかけた。
無限の可能性のある場所へと、飛び発った。
時には、脱線飛行をも試み、
時には、逆境の空をさまよい、
気がついたら、僕は“ここ”にいた。

♪くやしくて こぼれ落ちた あの涙も
 瞳の奥へ 沈んでいった 夕日も
 目を閉じると 輝く宝物だよ・・・♪


気がつけば、僕は、雲に乗っていた。
涙は、どれくらい流れただろう。
泣きたくても、泣けなくて、
胸にたまった涙に、苦しんだこともあった。
だけど、その日々の中で、
磨かれた。
鍛えられた。

「もう、とらわれるものなど、何もいらない!」
「もう、この風に乗るだけでいい!」

そう思った瞬間、
涙は、きらめく宝石となって流れた。

一生に一度あるかないかのチャンスだったけれど、
雲は、僕を導いてくれた。
ほんのつかの間の出来事だったけれど、
僕は、魂の奥から、その悦びを得ることができた。

♪風に吹かれて 消えてゆくのさ 僕らの足跡
 風に吹かれて 歩いてゆくのさ 白い雲のように・・・♪


雲に乗れたとしても、
それが、すべての結果じゃない。
過ぎた日の成功は、風に吹かれて、
そのかたちは消えてしまう。
ただ、心に、見えない記念碑が残るだけ。

雲に乗れたなら、
とらわれることなく、流れに乗ることが大事。
そうすれば、導きの彼方に、
新たな成功が待っている。
今よりも大きな成功が待っている。

雲に乗れたなら、
雲そのものになって、
どこまでも、風の流れにのっていきたい。

♪見えない未来を 夢みて
 白い雲のように・・・♪


☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-05-13 22:59 | アイドル/タレント

花の節目

♪BGM≪『白いくつ下は似合わない』アグネス・チャン

そこに、花が咲いていた。
少年は、心のスケッチ・ブックを開いて、
その花を描いた。

少年にとって、
その花が、どんな名前を持っていて、
どんな香りを放っていて、
どんな思いを伝えようとしているのか、
そんなことは、わからなくてもよかった。

「そこに、花が咲いている」
それだけで、少年はうれしかった。

特に、中国系の魂をもっている少年だからこそ、
その花に込められた、大平原の土の記憶が、
少年を、無意識に惹きつけていたのかもしれない。

時を重ねて、少年は知った。

少女だったこの花が、
しだいしだいに、育っていく過程で、
この歌は、ひとつの節目をつくっていたことを。

♪私の瞳に映った あなたが
 涙にゆがんで こぼれ落ちてしまう
 私の心に住んでた あなたが
 誰かと腕組み 遠くへ行ってしまう・・・♪


別れというものが、雨と風をもたらして、
奥行きのある色を、つくりだしていく。

少年が、この花の歌声のなかで、
この歌を、強く描いた理由は、
そういうところにあるのかもしれない。

♪失くしたものなど 何もないけれど
 白いくつ下 もう似合わないでしょう・・・♪


純粋なままでは生きていけない・・・
そんな世の中。
だけど、誰もが、願っているはずだ。
「純粋なままで、生きていきたい」と。

少年は、大人になったけれど、
まだ、心のどこかで、
白いくつ下を履いているのかもしれない。

おそらく、何度、くつ下を履き替えても、
白い色を、どこかに含ませているのだろう。
いや、どこかに含ませつづけるのだろう。

願いは、決して、捨てることができない。

♪電話のそばから 離れられないの
 わかってる 二度とは 声も聞けないこと♪


想い出は、白い心に、色を染めていく。
別れがやってきても、その色を抱きしめながら、
いつまでも、生きていくはずだ。
いや、その色があるからこそ、
いつまでも、生きていけるはずだ。

もう、相手の記憶にさえも残らなくてもいい。
相手には、自由に生きてもらいたいから。
そして、自分も、記憶にしがみつくつもりはない。
自分もまた、自由に生きていくべきだから。

だけど、記憶は、そのままで・・・。

♪失くしたものなど 何もないけれど
 白いくつ下 もう似合わないでしょう
 白いくつ下 もう似合わないでしょう♪


あの時、少年が描いた花は、
今も、咲き続けている。
その花のことを聞くたびに、
少年は、無意識に、うれしさを浮かばせている。

☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-05-12 22:42 | アイドル/タレント

魅力へのめざめ

♪BGM≪『赤いスイートピー』松田聖子

時代は、変わろうとしていた。
流れゆく、その世界のなかで、
たくさんの歓声を浴びた女王が、
マイクを置いた。

そのマイクを、誰が受け継ぐのか?
人びとは、それに注目しつつも、
受け継いでほしいと願う星を探していた。

彼女は、新しい香りを含んで、ステージに現れた。
そして、多くの人びとが、彼女を支えはじめた。

僕もまた、時代の予感を浮かべながら、彼女を見つめた。
しかし、時代の盛り上がりは、まだまだ混沌を含んでいた。

その混沌が、大きく崩れ始めたきっかけ・・・

♪春色の汽車に乗って 海に連れて行ってよ
 煙草の匂いのシャツに そっと 寄りそうから・・・♪


台風のように、激しくうねる波の中で、
この曲は、彼女の輝きを、不動のものへと導き、
僕もまた、その魅力に、深く引き込まれていった。

♪I will follow you あなたについてゆきたい
 I will follow you ちょっぴり気が弱いけど
 素敵な人だから・・・♪


それまでに、テレビというステージに立つ女性に
魅かれたことは、数多くあったけれど、
僕自身が、魅力というものを理解できるようになった頃だった。

♪好きよ 今日まで 逢った誰より
 I will follow you あなたの生き方が好き
 このまま 帰れない 帰れない・・・♪


彼女のことについては、
これからも、何度も“懐想”するだろう。
ただ、流れに乗っただけの魅力に飽きかけていた頃に、
彼女の魅力の根底を垣間見て、めざめはじめた曲。

♪心に春が来た日は 赤いスイートピー♪

この曲を、彼女への“原点”とし続けていたい。

☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-05-09 21:31 | アイドル/タレント

永遠の青春

♪BGM≪『青春の坂道』岡田奈々

“岡田奈々”という美少女がいた。

彼女がアイドルとして活躍していた時代を、
僕は、テレビで見守っていたけれど、
彼女を特別に意識することはなかった。

時を追うごとに、当時の彼女の写真や映像を通して、
多くの人を魅了した彼女の輝きを知るようになったけれど、
まだ幼かった僕には、美しさに魅かれる感覚は未熟で、
記憶の列車から映る風景の一部として
彼女の活躍を眺めていた。

そんな彼女の曲の中で、
この曲は、今でも心をときめかせてくれる。

♪淋しくなると訪ねる 坂道の古本屋
 立ち読みをする君に 逢える気がして・・・♪


今、その歌詞をたどってみると、
別れの世界を描いていることに気づく。
当時は、そんなこともわからなかった。
僕の記憶の中では、
あくまでも、この曲には、
彼女のさわやかな笑顔だけが刻まれていたからだ。

♪言葉に出せない愛も 心には通ってた
 同じ道 もう一度 歩きませんか・・・♪


“青春”──。
様々なドラマがこめられていて、
そのドラマの場面を演じきることによって、
人は、高みと深みと広がりを増していく。

子供の目線からすれば、
“青春”とは、憧れそのものだった。
やがては、その舞台に立つのだが、
遠い世界の幻想のように感じていた。

そして、気がつけば、
人生の中間点あたりに、たどりついていた。
“青春”とは、夢のような時代だった。

♪青春は 長い坂を登るようです
 誰でも息を切らし 一人立ち止まる・・・♪


僕にとって、
“青春”は、いつから始まったのだろうか?
そして、
“青春”は、いつ終わったのだろうか?

いや、
“青春”は、ほんとうに終わったのだろうか?

長い坂の勾配は、その時々で変わったけれど、
今でも、その傾斜は続いている。
終わることなく。
そして、下ることもなく。

この坂道は、人生の終わりまで続いている。
いや、この人生が終わったとしても、
魂で、永遠の傾斜を登り続けるのかもしれない。

人は、永遠に、“青春”を登り続けるのだろう。

♪そんな時 君の手の やさしさに包まれて
 気持ちよく泣けたなら 倖せでしょうね・・・♪


感情のままに恋をした相手。
友情のもとに恋をした相手。
愛情のうちに恋をした相手。

色々な恋があるけれど、
やはり、
そこに“君”がいるから生きていける。
そこに“君”がいるから頑張っていける。
そこに“君”がいるから登っていける。

目の前が、さらに輝いて見えた。

☆心が響いたら⇒ Click!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-04-30 22:38 | アイドル/タレント

混沌の中の狼

♪BGM≪『S・O・S』ピンク・レディー

脚光を浴びているものには、
惹かれていくものだ。
その世界は、わからなくてもよかった。
その光に、巻き込まれているだけでよかった。
光は、魅力という電波を放っていた。

女の子も、男の子も、
みんなの心が引きつけられた。

そこに、“混沌”があった。
そこに、“混沌”が打ち破られた。

タイフーンのように現れ、
タイフーンのように駈け抜け、
タイフーンのように去っていった。
──ピンク・レディー。

♪男は狼なのよ 気をつけなさい
 年頃になったなら つつしみなさい
 羊の顔していても 心の中は
 狼が牙をむく そういうものよ・・・♪


当時の僕は、そのリズムに乗った言葉を感じていた。
言葉は、響きそのものだった。
誰もが、その響きのままに腕を動かし、
その響きのままに足を動かした。

もう、30年近い年月が過ぎた。
そのタイフーンが、懐かしい記憶として
止まったままになっていた頃。
彼女たちは、期間限定で復活した。

現在の彼女たちを観る。
現在の彼女たちが、当時を語る。
流されるままの“混沌”だった彼女たちが、
今は、自分たちの、あるがままの動きで
当時と同じように腕を動かし、足を動かす。

♪S・O・S S・O・S
 ほらほら呼んでいるわ
 今日もまた誰か 乙女のピンチ・・・♪


当時の歌詞を観る。
感じるだけの“混沌”だった僕が、
今は、あの当時の光の意味を、自分なりに理解する。

狼は、男だけとは限らない。
羊のように、やわらかな微笑を見せても、
彼女の心の中には、“下心”を秘められている。

ただ、どちらかというと淡白な僕には、
強烈なセクシャリティーは通用しない。

僕に近づいてくる狼は、心で吼えていた。
「癒されたい」
「救われたい」
「満たされたい」

♪このひとだけは 大丈夫だなんて
 うっかり信じたら
 駄目駄目 駄目駄目 あー 駄目駄目よ・・・♪


求めるばかりでは、
いくら満たしても、満たしきれない。
美しい女性もいた。
あるいは、“・・・”もいた。

そんなことをくり返すうちに、
僕は、自分を省みた。

そこに、“混沌”があった。
そこに、原因の種があった。
そこに、“慈悲魔”の自分がいた。

「癒したい」
「救いたい」
「満たしたい」

一見、慈悲深いように見えながらも、
実は、そうすることによって、
自分もまた、癒され、救われ、満たされることを
望んでいたのだ。

そんな卑怯な自分から脱しようと決め、
誘惑の余韻を、すべて吹き飛ばし、
智慧ある光に向かって進みだした。

混沌のような取り巻きは少なくなったけれど、
それで、静けさが漂うようになったけれど、
それを、よしとしている。

♪男は狼なのよ 気をつけなさい・・・♪

“混沌”は、打ち破られるためにある。
時代を超えて、“混沌”を打ち破ってくれた
ピンク・レディー。
永遠に、僕の中で踊り続けるだろう。

☆心が響いたら Click, please!☆
[PR]
by logos7777 | 2005-04-25 23:48 | アイドル/タレント