いつか、聴いた歌。いつか、胸ふるわせた歌。いまの僕へと、導いた歌。 ・・・そんなエピソードの数々


by logos7777
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<   2005年 06月 ( 13 )   > この月の画像一覧

いとしいあなたは・・・

♪BGM≪『あなた』小坂明子

“名曲”は、いつのときも、
初めて耳にした瞬間から、その香りを放っている。

そして、耳の感覚が磨かれている人も、
耳の感覚を磨いてこなかった人も、
あるいは、生まれたばかりの赤ちゃんも、
まだ、やんちゃ盛りの子供も、
その瞬間・・・あるいは、時期が来たら、
その“名曲”に、激しく心を揺らす。

♪もしも 私が 家を建てたなら
 小さな家を 建てたでしょう・・・♪


  この曲は、まさしく“名曲”だった。
  一人の16歳の高校生が、授業中に書き上げたという。

♪大きな窓と 小さなドアと
 部屋には 古い暖炉があるのよ・・・♪


今では、都会で、こんな家を建てることなど、
とても難しくなってきたのかもしれない。

あの当時も、その兆しがあったのかもしれない。
彼女の芸術性は、きっと、
進化していく街並みを見越しながら、
「忘れてはならない素朴さ」を描かせて、
永く歌い継がれる“名曲”に託したのかもしれない。

僕が今、住まわせてもらっている街並みには、
この曲が描く“家”は、充分に似合う。
この街に越してきたのは、
僕にも、「忘れてはならない素朴さ」を
刻みつけよという導きだったのかもしれない。

♪真赤なバラと 白いパンジー
 子犬の横には あなた あなた
 あなたがいてほしい・・・♪


素朴な瞬間──
そんな瞬間にこそ、大切な人と一緒にいたい。
時間に追いかけられるのは、好きじゃない。
自分の歩速で、時間をていねいに刻み続けたい。

♪それが 私の夢だったのよ
 いとしい あなたは 今どこに・・・♪


この歌詞を見るたびに、いつも気になることがある。
彼女は、この歌詞の中に、
「消え去った“あなた”を懐かしんだのだろうか?」
それとも、
「まだ出逢っていない“あなた”を探したのだろうか?」

僕なら、「探す」想いを持っていたい。

純粋な夢を、はかなむことは寂しい。
それよりも、純粋な夢を、純粋なかたちで
かなえたいという希望を持つ方が好きだ。

♪家の外では 坊やが遊び
 坊やの横には あなた あなた
 あなたがいてほしい
 それが 二人の望みだったのよ
 いとしい あなたは 今どこに・・・♪


二人だけの時間に、花を咲かせるとするならば、
二人が“いちばん大切”と思う天使を招き寄せて、
やわらかな笑い声を交わしながら、
その空間に、美しいメロディーをつくりたい。

♪そして 私は レースを編むのよ
 私の横には 私の横には
 あなた あなた あなたがいてほしい♪


記憶の中から、この“名曲”をひもといてみた。
そして、懐想しながら、
夏の日ざしの中に、やさしさを味わってみた。

この次に、この曲を思うときには、
僕の“あなた”がいてほしい・・・!

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by logos7777 | 2005-06-21 22:46 | 70~80年代フォーク

笑ってよ・・・

♪BGM≪『道化師のソネット』さだまさし

“癒し”は、甘い味がする。
疲れきった心に、その甘みがしみわたり、
吐息が、やさしい風になっていく。
もとの自分に戻っていく。

だけど、その甘みは、
たとえば、砂糖のように、
ひとときの安らぎにならないように、
とらわれの拠りどころとならないように、
自分を見失わせないようにありたい。

その甘みは、
たとえば、蜜のように、
味わえば味わうほどに、深みを感じ、
よろめいた心を、立ち上げらせ、
自分を取り戻すためのものでありたい。

その、蜜のような“癒し”には、
与えた人の、汗と涙がこめられている。
どうしようもない悲しみや、
やりきれないような苦しみを乗りこえた
深く、コクのある、味わいがある。

そう。
ほんとうの“癒し”は、
自分からも働きかけることなんだよね。

♪笑ってよ 君のために
 笑ってよ 僕のために・・・♪


  当時の僕は、笑うことさえ忘れていた。
  流されるままに時を過ごし、
  乱されるままに心を揺らしていた。

  でも、あの時、
  やんちゃ盛りのあの頃に、
  きっと、誰も見ることのできないような
  大切なものを見るために、
  そういう経験をしたはずだ!

単に、癒されるだけならば、
きっと、だめになってしまうと思うんだ。

もう、何も与えるものがないぐらい、
心のポケットが空っぽで、貧しくても、
僕らには“命”があるじゃないか。

その“命”を使って、
できること、与えられることは、
いくつでもあるはずだよ。

「笑う」って、かんたんなことだよね。
ほんの1グラムの勇気があれば、
何万もの価値のある笑顔が浮かべられるよね。

♪僕たちは小さな舟に 哀しみという荷物を積んで
 時の流れを下ってゆく 舟人たちのようだね・・・♪


誰もが、哀しみという、やっかいな荷物に、
ときどき、その腕がちぎれそうなぐらいの苦しみを
感じてしまうね。

♪君のその小さな手には 持ちきれない程の哀しみを
 せめて 笑顔が救うのなら 僕は道化師になれるよ・・・♪


だけど、哀しみがあるから、
喜びとか、うれしさとかを、感じることができるんだ。
その腕が、かろやかに空を翔ぶ羽根になるんだ。

そんな君を、いざなう僕でありたい。

♪僕たちは別々の山を それぞれの高さ目指して
 息もつがずに登ってゆく 山びとたちのようだね・・・♪


今、こうして、見つめ合う僕らだけれど、
やがて、それぞれの空を目指していく。
そして、安楽の雲に乗ることができる頃は、
お互いのことも、想い出になっているかもしれないね。

だからこそ、
今、こうして、見つめ合う瞬間を、
何万もの価値のある笑顔で、満たせたらいいね。

♪君のその小さな腕に 支えきれない程の哀しみを
 せめて 笑顔が救うのなら 僕は道化師になろう・・・♪


僕の冗句が、君を大笑いさせても、
僕の冗句が、君をつっこまさせても、
それで、哀しみをも吹き払っていく力になるのなら、
いつでも、君を笑わせてみるよ。

♪笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために
 きっと誰もが 同じ河のほとりを歩いている・・・♪


笑うことができたなら、
君もまた、他人を癒すことができる。
そして、他人を癒しているうちに、
君自身が、君を癒すことができる。

♪笑ってよ 君のために 笑ってよ 僕のために
 いつか真実に 笑いながら話せる日がくるから♪


君がくれる、“癒し”の甘みが、
どんどん、深みを増していく。

そんな君を見る僕は、
しぜんに、笑顔を浮かべているんだ。
そして、これからも、
もっと深みを増してこうと思えるようになるんだ。

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by logos7777 | 2005-06-17 23:49 | 70~80年代フォーク
♪BGM≪『夏色』ゆず

ギラギラと、照りつける太陽でもなく、
うっすらと、雲に隠れた太陽でもなく、
気持ちは、アンダンテのままで、
ほんのり汗ばむぐらいの、
そんな太陽だといいね。

♪駐車場のネコは アクビをしながら
 今日も一日を過ごしてゆく
 何も変わらない 穏やかな街並み・・・♪


  彼らは、まさに、そんな太陽のような姿で、
  僕たちの前に登場した。
  同年代の仲間たちだけではなく、
  制服の少年、少女も、
  そして、青春を惜しみ始めた中堅層も、
  あるいは、青春を懐かしむ世代も、
  彼らの歌に、心を響かせた。
  
♪みんな 夏が来たって 浮かれ気分なのに
 君は 一人 さえない顔してるネ
 そうだ 君にみせたいものがあるんだ・・・♪


  そして、数多くの人が、
  彼らに触発されて、アコギを手にした。
  そして、多くの人が、
  彼らに触発されて、ストリートで叫んだ。

当時、僕は、大阪にいた。
子供の頃から馴染みだった、天王寺の駅とデパートをつなぐ陸橋は、
いつしか、通勤途中の寄り道になった。
夕方、ここでは、いくつものライブが開催されていた。
(あのコブクロも、ここで歌っていたらしい)

その頃、僕は、ネットを通して、
自分の“ことば”を、伝え始めていた。
数多くの人が、僕の前を通り過ぎた。
そして、心が響いたら、僕の前に立ち止まって、
僕の詠(うた)う“ことば”に、耳を傾けてくれた。

♪この長い長い下り坂を 君を自転車の後ろに乗せて
 ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく・・・♪


ふとんに入る時間を遅らせて、語り合ったこともあった。
あるいは、夕暮れのライブハウスに集まって、
好きな歌で盛り上がりながら、語り合ったこともあった。

僕が、詠(うた)う場所を変えても、
追いかけてくれる人、あるいは、見失った人...。
それでも、かつて、心に響いた軌跡を、
今も、どこかで感じていることだろう。

♪休日で みんなも ゴロゴロしてるのに
 君は ずいぶん忙しい顔をしてるネ
 そうだ いつかの あの場所へ行こう・・・♪


恋に悩んでいた人、仕事に行き詰っていた人、
家庭に満たされなかった人、未来に迷っていた人...。
僕も、そんなにたいしたことができなかったけれど、
その人の思いに、心の絃をチューニングして、
祈りを込めた“ことば”を送った。

♪真夏の夜の波の音は 不思議なほど 心静かになる
 少しだけ全て忘れて 波の音の中 包み込まれてゆく・・・♪


詩的に、“ことば”を詠(うた)う僕だけど、
そんなにマジメくさっている訳ではない。
僕なりに、ジョークを含ませながら、語ってみた。
そんなとき、僕のライブステージは、
天王寺駅の陸橋の上、道頓堀の橋の上、
梅田の駅出口付近...になった。

♪いつか 君の泪が こぼれおちそうになったら
 何もしてあげられないけど 少しでもそばにいるよ・・・♪


パソコンのキーをたたけば、
ステージは、どこにでも設けられる。
宇都宮駅の陸橋の上、日光の神橋あたり、
那須のミュージアム、鬼怒川温泉郷、
それとも、僕がまだ行ったことのない街でも、
僕の詩(うた)で、喜びを感じてくれる人がいたら、
どこにでも行く。

♪この長い長い下り坂を 君を自転車の後ろに乗せて
 ブレーキいっぱい握りしめて ゆっくりゆっくり下ってく
 ゆっくりゆっくり下ってく ゆっくりゆっくり下ってく♪


人は、他人を幸せにしてこそ、生きる幸せを手にできる。
僕も、そんな幸せを、感じ続けたい。
僕の自転車は、かっこよくないけれど、
“君”のために、安全運転するからね!

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by logos7777 | 2005-06-14 23:23 | J-POP/ニューミュージック

愛に帰りたい

♪BGM≪『愛情物語』原田知世

生まれてくる、ずっとずっと前から、
人と人は、縁で結ばれている──

今、僕が僕として生まれてくる前には、
僕は、どんな時代に、どんな国で、どんな立場で、
君と、その時間を共にしていたのだろう?

そして、その前には、
どんな時代に、どんな国で、どんな立場で・・・?

いずれにしても、僕が生まれてくる時には、
いつも、君が一緒にいた。

ある時は、恋人として。ある時は、伴侶として。
ある時は、親として。ある時は、子供として。
ある時は、兄弟として。ある時は、友達として。

  スクリーンで演じる彼女は、
  さまざまな姿で、時をかけた。
  僕は、そんなに深く観ていなかったけれど、
  その純粋で、あどけない姿に、
  魅力を感じていた。

♪はじめて会うのに 想い出のような人
 夕暮れの街で すれちがう物語・・・♪


僕が、僕として生まれてきてから、今日まで、
さまざまな人との出逢いがあった。
血縁という、深いつながりはもちろんのこと、
一瞬の会話を交わしただけの人にさえも、
その“縁”すべてを、ありがたいことだと思う。

仲のいい人に対しては、
遠い昔にも、仲がよかったのだと感じる。
考えが食いちがう人に対しては、
遠い昔にも、何かの論戦をしていたのだと感じる。

いずれにしても、
良い縁は、ますます良くするために、
悪い縁は、良い縁へと塗り替えるために、
かつて、どこかで、約束してきたに違いない。

そして、この時代にも、
“再会”できたことを感謝したい。

♪あなたですか 出会う前から
 ずっと 胸の中で わたしを呼んでた・・・♪


僕は、鈍感だし、そんなに積極的ではないから、
きっと、君のほうが先に気づいて、
僕のことを探していてくれたのだろう。

せっかく再会したのに、
それでも気づくのが遅すぎて、ごめん!

♪お守りのように 大切にしていたの
 かならず迎えに来てくれる 信じてた・・・♪


昔も、おんなじように、鈍感な僕だったのかな?
でも、心の奥では、いつも探しつづけていた。
想い出は、すばらしい宝物として、
今も、胸にあたためている。
そして、今回は、
もっとすばらしい想い出を作りたい。

♪愛に帰りたい とても 心ぼそかった
 姿みえない やさしさ 信じているのは・・・♪


だんだん、思い出してきた。
そして、ずっと頭を抱えながら、
やりきれないと感じていた想いが、
だんだん、すっきりとしてきた。

♪愛に帰りたい あなた 涙をあずけて
 愛に帰りたい そっと 陽だまりの胸に・・・♪


  今、僕の“ことば”にふれてくれる「あなた」。
  こうして、“ことば”を通して、ふれあえるのは、
  決して偶然じゃないと思う。

  そんな「あなた」が、
  いま、僕の目の前にいてくれることに、
  ありがとう!

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by logos7777 | 2005-06-12 17:46 | アイドル/タレント

蒼い傷が生きた証し

♪BGM≪『夢絆(きずな)』近藤真彦

未成年の頃は、大人になることに憧れる。

やんちゃ少年も。おてんば少女も。
気弱少年も。内気少女も。
マジメ少年も。おしとやか少女も。
お坊ちゃんも。お嬢さんも。
都会の子も。地方の子も。

僕もまた、僕なりに憧れていた。
“解禁”になるものを眺めては、
フライングしたり、出遅れたりした。

今となっては、そういう憧れも、
“子供じみた”懐かしい想い出に過ぎないけれど。

  彼は、いかにも、“やんちゃ”なイメージがあった。
  年代が近かったので、クラスメイトを見るような目で
  その動きを見ていた。
  もっとも、自分の関心領域から外れていたけれど、
  20歳になる頃に、一つの転換点を見せた。
  そして僕も、そこに目を向けた。
  僕の「大人になることの憧れ」を促した。

♪コンクリートの港にひとり 涙で割ったバーボン 苦いね
 酔っちまうには お前と暮らした歳月重すぎる
 寒い夏だね・・・♪


はじめて、彼に“かっこよさ”を見つけた。
それは、それまで見せていた
主に、女性ウケするものとは違って、
同性からしても、“かっこいい”ものに思えた。

♪Baby 青春ってやつは 蒼い傷が生きた証しなのか
 愛の破片 心に痛いよ・・・♪


当時からすれば、学生では経験できないような
苦い恋のように思えた。
それだけに、出逢いだけでなく、こういう別れもまた、
憧れのひとつだったかもしれない。
(残念ながら、出逢いにも到らなかったけれど)

♪嘲笑いなよ 俺…愛した女に 何もしてあげられぬ男さ
 空のポケット 夢しかないから 涙でこさえたダイヤモンド
 せめてもの はなむけさ・・・♪


その後、いわゆる“大人”と呼ばれるようになってから、
いくつかの恋をしたけれど、
たいして幸せにしてあげられることもなく、
悲しませて、背中を見送ることばかりだった。

♪Baby 男と女の絆 ガラスの糸だね 脆くて
 壊れた時 刺にも変わるよ
 Baby 背を向けたお前 俺のまぶしい青春だったよ
 幸せにはぐれたら 帰りなよ この胸
 切ないぜ 切ないぜ・・・♪


  アイドルとして脚光を浴びる世界とは別のところで、
  長いサーキットを走り続ける生き方。

“青春”の果てには、自分らしい生き方、
魂からうずく生き方がある。
僕の魂もまた、見えないサーキットを、
全速で走り続けている。
想い出は、休息の中で記憶をかすめるだけ。
まだまだ、ゴールまでは長い。

今日も、明日も、走り続けよう。

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by logos7777 | 2005-06-10 23:35 | アイドル/タレント

酒をあおって

♪BGM≪『酒と泪と男と女』河島英五

親戚が集まっても、あまり酒を飲まない家系のなかで、
幼い頃から、僕の存在は“特別”だったかもしれない。

「こいつは将来、酒飲みになるだろう」
幼い表情に、そういった雰囲気を漂わせていたようだ。

大学生にもなれば、酒の席にも加わるようになる。
最初の新入生歓迎(新歓)コンパの席で、
勧められるままに飲んでいるうちに、
初めて「つぶれる」ということを経験した。

その後も、サークルの飲み会は続く。
1回生の頃は、とにかく勧められるままに飲んでいた。
ただ、「つぶれる」直前で、宴はお開きになるばかりだった。
ちなみに、意識を失ったことは一度もない。

2回生となり、後輩ができてからは、
ただむやみに飲んで、陽気に振舞うことはなくなった。
どんなに意識がもうろうとしても、
心のどこかで、冷静に自分を見るようになった。

親戚の予想とは裏腹に、
20代半ばからは、どんどん酒に弱くなってしまった。
大阪にいた頃は、夏になると晩酌することもあったけれど、
ここ数年は、よほどのことがない限り飲まない。
勢いづけに買い置きしている缶チューハイも、
何週間、何ヶ月も、冷蔵庫に待機したままになる。

♪忘れてしまいたいことや どうしようもない寂しさに
 包まれた時に 男は 酒を飲むのでしょう・・・♪


24歳の頃だった。
その頃、僕は、“ある専門の世界”を目指していた。
そのために、社会的安定から身を引いたこともあった。

だけど、その世界は、明らかに、“斜陽”の世界だった。

初志を貫こうとして、頑張って(我を張って)みたものの、
潜在意識では、明らかに不安を感じていた。

それでも、周囲には“有望株”として期待されていた。
ある夜、期待してくれていた人に誘われて、バーに行った。
僕は、物珍しさから、10数種類のカクテルを次々と頼み、
気がついたら、意識は飛んでいた。

地下鉄で4駅ほどの距離の道を、歩いて帰った。
そして、家に着いた時、僕の緊張が切れた。

結局、潜在意識のうずくままに、僕は軌道修正した。
そして、幸福な未来を得た。

♪飲んで 飲んで 飲まれて 飲んで
 飲んで 飲みつぶれて 寝むるまで 飲んで
 やがて男は 静かに寝むるのでしょう・・・♪


酒は、人と人との絆を強める潤滑剤にもなる。
その後も、酒のおかげで、どれほどの絆を得てきただろう。
もちろん、僕は、どんなに意識が薄らいでも、
冷静な自分、醒めた自分を離さない。

酒を通して、人を知る。
夜通し飲んだこともあった。
人の本音を聞き、その心のかたちを知った。

♪泣いて 泣いて 一人泣いて
 泣いて 泣きつかれて 寝むるまで 泣いて
 やがて女は 静かに寝むるのでしょう・・・♪


ほとんど酒を飲まなくなった今はどうだろう?

♪俺は男 泣きとおすなんて出来ないよ
 今夜も酒をあおって 寝むってしまうのさ
 俺は男 泪はみせられないもの・・・♪


泣きとおすこともなく、酒をあおるわけでもない。

だけど、絆を深めるために、泪を見せたことはあった。
酒を、単なる楽しみにするだけでなく、
人を知る方法として活かすようになってから、
理性や知性を鎮めて、感性を発揮させてみた。
そして、相手の存在や、人柄に感動するのだ。

それは、男として、“強さ”を求めて成長する過程で、
どうしても捨てられない“男の優しさ”。
寂しさを、絆によって乗り越えようとする“力”。

そんな自分を発揮することも、たまにはいいかもしれない。

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by logos7777 | 2005-06-09 22:06 | 70~80年代フォーク

忘れたいほどの想い

♪BGM≪『片想い』浜田省吾

恋の方法は、歌のなかにあった。
振り返れば、こんなに豊富なマニュアルはない。

現実は、小さな出来事の組み合わせだから、
時には、大きな夢も、見失ってしまう。
だから、歌の世界に身を置いて、
そこで、恋をするのもいい。
そこで、様々に演じるのもいい。
そして、現実のなかで、
その世界を展開するのもいい。

  初めて、その世界を見つめたとき、
  西海岸の晴れ渡った海辺を感じた。
  Tシャツにジャケット──
  その姿が、かっこよく見えた。

  そして、この“名曲”にふれた。
  この曲は、しっとりとした街並みを想像させた。
  彼の描く、もうひとつの世界を味わった。

♪あの人のことなど もう忘れたいよ
 だって どんなに想いを寄せても
 遠く叶わぬ恋なら・・・♪


相手のことを忘れたくなるほど、せつない恋。
僕には、あまりなかった。
見た目は、あまりかっこいいとはいえないし、
何をやらせても、特に優れたものもなかったし、
恋もまた、“片想い”が当然だった。

♪気がついた時には もう愛していた・・・♪

一目惚れすることは、けっこう多かったかな。
たとえ、見抜かれていても、
じっくりと想いをあたためていた。
まるで、歌の舞台にとどまっていたように。

♪もっと早く 「さよなら」言えたなら
 こんなに辛くはなかったのに・・・♪


だけど、あたためているうちに、
相手の女の子が、誰かとつながっていることばかりだった。
展開は、あぶくのようにはじけた。

♪「このまま傍にいて 夜が明けるまで」と
 泣けたなら・・・♪


“片想い”することが多かった学生時代。
だけど、社会に出ると、“片想い”されることも増えてきた。

特に、この北関東の街では、
関西的な人情の光が、好まれることもあるようだ。
そして、顔の見えない、ネットの世界で詠(うた)えば、
その回線の向こうで、恋に酔いしれる人もいると言う。

この北関東は、僕の“希望”をふくらませる!

♪ああ 肩寄せ歩く恋人達 すれ違う帰り道
 寂しさ 風のように いやされぬ心をもて遊ぶ・・・♪


恋の風景を見るたびに、寂しくなった時期もあったけれど、
今では、関心がある訳でもなく、無関心である訳でもなく、
自然に通り過ぎるようになってしまった。

そんな状態が、ある程度続いた頃に、
恋にぶつかることがある。
そのまま、平静であり続けられたら、恋は実るけれど、
まだまだ、気持ちが高鳴ってしまう。
展開は、風船のように破裂する。

♪あの人の微笑 やさしさだけだと
 知っていたのに それだけでいいはずなのに
 愛を求めた片想い 愛を求めた片想い♪


この次に、恋に出逢えたならば、
上手に、その種を育て、咲かせていきたい。
単なる微笑も、実りをつけたい。

“その日”が、まもなく来ることを願って・・・!

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by logos7777 | 2005-06-08 22:38 | J-POP/ニューミュージック

僕と愛車の日々

♪BGM≪『マイアミ午前5時』松田聖子

都会に住んでいた頃、
自動車を持つということは、
「趣味」か「おしゃれ」のように思っていた。

自転車があれば、数分で駅にたどり着くような街。
鉄道が通っているというだけで、生活に困らなかった。

  受験と言う名目で“軽い自粛”をしていた僕は、
  合格発表でバンザイをして、禁を解いた。
  新しいキャンパスで、自分の受験番号を確認した帰り道、
  この曲が入っているアルバムを手に入れた。

イントロのベースのリズムが、とても心地よい。
この曲を聴いていると、車を運転したい衝動に駆られた。

だけど、運転免許がなくても、支障のない生活だった。
入学式を済ませ、みんなが、教習所に通い始めた頃に、
とりあえず、原付免許だけを取得するだけで充分だった。

結局、キャンパスライフは、
自転車と鉄道が、僕の“足”だった。
車の免許は、卒業間際に取得した。

その後、友達が車をくれて、
カーステでこの曲を流したときには、
気分も最高潮になったように記憶している。

♪マイアミの午前5時 ブルー・グレイの海の
 煙るような夜明けを あなたも忘れないで
 水色の午前5時 車の来ない道の白いセンター・ライン
 駆けよってサヨナラと キスしてね・・・♪


夜明けの景色が好きだった。
海を観に行ったことはなかったけれど、
深夜に家を出て、よく、六甲山までドライブしていた。
“若葉マーク”には、ちょっとハードなコースだったけれど、
ハンドルを握っている自分は、満足の極致だった。

♪靴の底には砂がつまって 痛いから
 逆さに振れば二人だけの夏が こぼれるわ・・・♪


古い車だったけれど、月並みに車内を飾ってみたり、
南港の、車通りの少ない道を走り回ったりした。

やがて、短い期間の想い出は、砂のようにこぼれ落ちた。

♪はじめて出逢った瞬間に 傷つく日を予感した・・・♪

“その人”との縁は、まさしく、
最初から、打ち消しがたい“予感”を僕に与えていた。

その人との縁がきっかけとなって、
僕はまた、中古の軽自動車を持つことになってしまった。
その車に慣れた頃に、中古のセダン車へ。
セダン車は、いつしか、新車に替わった。

やがて、その人は、僕との日々のなかで運転免許を取得し、
自分専用の車を手に入れ、自由へとアクセルを踏んだ。

そして僕は、自転車へと戻った。

♪マイアミの午前5時 街に帰る私を
 やさしく引き止めたら 鞄を投げ出すのに・・・♪


その後、ふとしたことがきっかけで、
僕は、自分の車を手に入れることになった。
自転車と鉄道に恵まれている生活だったのに、
胸の奥に、新しい“予感”が生まれてきた。

その半年後、僕は、その車に、
自分が大事にしているものを積み込んで、
アクセルを踏んだ。

深夜の大阪の街並は、パノラマのような風景だった。
まるで、終章のように、しみじみと味わった。
新御堂筋を通り、高速道路に入った。
名神道~東名道~首都高速~東北道・・・。
14時間後に、出口を通り過ぎた。
そこは、栃木だった。

♪水色の午前5時 生きる世界が違う
 そう短くつぶやく 横顔の冷たさが憎らしい・・・♪


地方に住んでいると、
自動車を持つということは、「必然」のようなものだ。

自転車で数十分かけてたどり着くJRの駅は、
2~3両の車輌が、一日に数回往復するだけ。

それでも、この生活を幸せに思う。
飾りだけの縁には、他人顔でいられるし、
同じ空気を吸っているということで、
すれ違う人と、気軽にあいさつすることもできる。

今では、あの頃のような気持ちで、
この曲に響くことはないけれど、
いつまでも、この曲を愛している。

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by logos7777 | 2005-06-06 22:22 | アイドル/タレント

部屋のあかり消しながら

♪BGM≪『おもかげ色の空』かぐや姫

かぐや姫の世界に足を踏み入れたのは、
僕が高校生になった頃だった。
その頃には、すでに、3人はそれぞれの道を歩んでいて、
僕が踏み入れた世界も、“伝説”になっていた。

当然、それ以前にも、彼らの曲を知っていた。
ただ、僕自身が、踏み込まなかったので、
他人行儀な耳で聴いていたに過ぎなかったのだ。

♪別れた時 おもかげ色の空を忘れました
 飲みかけのグラスに映った空を忘れました・・・♪


彼らの代表曲を集めたアルバムを、何度も聴いていた。
そして、この曲が流れるたびに、心はぐっと引き寄せられた。

「別れ」を語るとき、
しっとりと、その場面を描くこともできる。
「別れ」を語るとき、
さっぱりと、その場面を描くこともできる。

この曲は、「別れ」というものの持つ絶望感よりも、
「別れ」の中にもこめられている希望を描いているように思う。

  確かに、こんな場面にたどり着いたことは残念なことだけど、
  もしかしたら、この別れの先には、
  もっといい場面が待っているかもしれない。
  もちろん、君を忘れ去ってしまうつもりはない。
  それよりも、時間の流れと、次の出逢いを通して、
  君との想い出を、もっと美しく磨き上げたいと思う。

♪あの日の君は 笑いさえもうかべていた
 まるで ぼくの後姿に よろしくと言いながら・・・♪


  僕が、希望を求めるように、
  君も、希望を手にしてほしい。
  「終わり」と思うから、哀しくなるんだ。
  この次に会うことがあるとしたら、
  新しい希望の装いで、笑顔を交換しよう。

でも、実際には、
笑いを浮かべていたら、心が揺れるかな。
今、この瞬間は、ふっきれていても、
時の波を超える途中では、
力が抜けてしまうような、だめな部分があるから。

♪なぜか さびしい夕暮れ時 風が止まり
 そんな時に ふと思い出す やさしかった人を・・・♪


一度は、全力で愛した人だから、
一度は、真剣に夢見た人だから、
薄っぺらな印画紙には、かんたんに収めきれない。
同じように、いや、それ以上に、
新しい恋の生活に応用させたくなるときもある。
うまくいかなくても...。

♪いつか 君が忘れていった レンガ色のコート
 僕には 少し短すぎて とても着れそうにない
 想い出として 君はここにおいてゆこう・・・♪


やっぱり、白紙の「これから」を歩いていくしかないな。

  この先、君以上の出逢いがあるのか、
  正直言って、自信がなくなることもある。
  だけど、心に君を引きずる限り、
  君以上の出逢いはないだろう。

だから、白紙の「これから」を歩いていくことにしよう。

♪部屋のあかり 消しながら また会うその日まで
 また会うその日まで また会うその日まで♪


あれから、何度も何度も、「別れ」を経験してきた。
そのたび、鏡に映る僕の表情に、
引きずろうとする弱さを観ることもあるけれど、
この曲を口ずさんでみれば、
頬がほころんでくる。
この曲は、僕の「希望」だ。

今日からまた、再出発しよう!

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by logos7777 | 2005-06-05 21:09 | 70~80年代フォーク

今日ですべてが・・・

♪BGM≪『春夏秋冬』泉谷しげる

ひとつの時代を染め上げる歌がある。
そのまま、時代の記念碑にとどまる歌がある。
あるいは、時代を駈け抜けて、
そこから、次の時代にも色を添える歌がある。

僕にとって、70年代フォークの全盛期には、
その波を遠くに眺めながら、
浜辺で砂遊びに明け暮れていたような感覚がある。
少年にとって、そのメロディーは、
砂糖の入っていないコーヒーのような苦味を含んでいた。

その苦さに、憧れを感じ、
その苦さに、慣れ親しもうとした頃、
泉谷しげるは、かつて時代を染め上げたこの曲を、
新たな味わいにかえてリリースした。

♪季節のない街に生まれ
 風のない丘に育ち
 夢のない家を出て
 愛のない人にあう・・・♪


彼の曲は、今でもほとんど知らないけれど、
この曲には、彼の「過激」なイメージをくつがえし、
静かな魂の響きを感じさせるものがあった。

のちに、福山雅治が、この曲をカバーした。
すでに、苦味は僕の生活の一部となっており、
ある程度のテイストも覚えていたので、
魂の奥底まで、味わえるようになっていた。

しっとりとした時間には、
この味わいを楽しみたいと思うことがある。

♪人のために よかれと思い
 西から東へ かけずりまわる
 やっとみつけた やさしさは
 いつもたやすく しなびた・・・♪


汗を流しても、報われないと思うようなこともある。
見返りを求めようとは思わないけれど、
じわじわ湧き起こってくる、やりきれなさは、
どうやったら抑えることができるのだろうか?

♪春をながめる余裕もなく
 夏をのりきる力もなく
 秋の枯葉に身をつつみ
 冬に骨身をさらけだす・・・♪


がむしゃらに、僕も時代を駈け抜けてきた。
決して、時代に彩りを残せたわけではないけれど、
その場その場で、僕の存在を喜んでくれた人はいた。
もったいないほどの好意を、与えてくれた人はいた。

僕自身、たいしたことはしてこなかった。
多くの人の魂を、響かせることはできなかったけれど、
かつて、“たった一人の”支持者がいたことを、
今もなお、“たった一人の”支持者がいることを、
そして、その“たった一人の”支持者のために
詠(うた)えることを、
幸せに思う気持ちは、失いたくない。

♪となりを 横目でのぞき
 自分の道をたしかめる
 また ひとつ ずるくなった
 当分 てれ笑いがつづく・・・♪


何度、やりきれないと思っても、
やっぱり、やめようとは思わないことがある。
亀のように、ゆっくり歩みつづけているうちに、
それなりに進んでいることを知ることを、
やっぱり、うれしいと思うことがある。

♪今日で すべてが終るさ
 今日で すべてが変わる
 今日で すべてがむくわれる
 今日で すべてが始まるさ・・・♪


振り返れば、こんな道筋を歩むはずではなかった。
子供の頃には、もっとキラキラとした道、
もっとなめらかな道を夢見ていた。

くやしいと思ったこともあったけれど、
こんなデコボコとした道を歩んできたことも、
少しは、よかったなと思えるようになってきた。

くやしさは、今日かぎり。
──こんな道も、僕にとってはキラキラ思える。
──こんな道に、僕のために花が咲き始める。
──こんな道を、誰かが支えてくれるようになる。
──こんな道が、誰かのために開かれていく。

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by logos7777 | 2005-06-04 17:25 | 70~80年代フォーク